第一印象が勝負の決め手
面接で好印象を与える表情作りのポイントをご紹介していきます。
まず、面接試験では、面接室のドアを開けた瞬間から勝負は始まります。そして第一印象は最初の2秒で決まるのです。ですから、ドアを開ける前から準備をしておきましょう。面接官は入室時の姿勢からチェックを開始しています、立ち姿の印象は15m離れたところからでも分かります。入室後は背筋を伸ばして、歩幅は大きく、まっすぐ直線で席まで向かいましょう。元気よく、堂々と歩くようにするといいでしょう。
着席すると面接が本格的にスタートします。話をするときは相手の目を見るようにしましょう。1分間に合計32秒以上断続的に見ていると、相手は、こちらに関心があると思ってくれるようです。面接官が複数だった場合は、基本的に話している人と視線を合わせるようにします。話をする人が一人なら、その人だけを見るようにしましょう。キョロキョロと視線を変えると、自信がないように受け取られますので、気を付けるようにしましょう。
面接中は、顔の表情筋を動かすように意識しましょう。面接官の話に対して、目を大きくする、微笑むなどが表情筋を動かすということです。
ある研究では、表情筋を1分間に28秒以上動かすと、相手に好印象を持たれるという結果が出ており、特に効果的な表情は笑顔だとわかっています。笑顔は、明るい人、元気な人というイメージを相手に与え、協調性や相手への関心、親しみやすさなども相手に伝えます。このとき、ゲラゲラと笑うのではなく、ほどよく笑うことを心がけ、口角を上方に上げる小さなスマイルが効果的と言われています。また、「はい」「そうですね」といった相槌を打つことも忘れずに行いましょう。
面接では、相手を不快にさせるような行動は控えるようにしましょう。具体的には、大きすぎるジェスチャー、意味もなく自分の体を触る、貧乏ゆすり、手指の頻繁な組み替え、目の前の書類をいじるなどなどの行動です。これらは、相手を落ち着かない気分にさせたり、自信がないように見えたりして、マイナスとなります。無意識にしていることが多いので、少し面倒ではありますが、友人に頼んでロールプレイをして、それを映像として録画して、チェックすることをオススメします。また、映像でチェックすることによって、自分の型をつくっていくようにしましょう。